【感想】雑誌『 東京人 』⑩ ~地下の流れに耳をすませば~

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皆さんはこの雑誌を知っていますか?私は以前、散歩にまつわる書物を買い漁った時期がありました。その際、発見した興味深い雑誌がこの『東京人』になります。今回は、東京人⑩にある一つの記事を取り上げたいと思います。

目次

記事:地下の流れに耳をすませば。の概要

どこの暗渠が取り上げられているのか?

※雑誌で取り上げられていた地域と地形をまとめてみました。(電子国土web(国土地理院)を加工した・のっぽ)

実際の地形です。当たり前ですが、何の高低差も無い場所なんて存在しません。上記の画像は、渋谷駅から初台駅一帯の地形を3D化したものです。この地図の範囲だけでも、渋谷の谷は現在京王線が通っている線の方まで長く続いていたことが分かります。下にある画像からも読み取れますが、渋谷駅は谷底、初台駅は高台だったので、高低差が10m以上あります。

※渋谷駅のある地点の標高は、16.32m

※代々木八幡駅のある地点の標高は、21.78m

※首都高速中央環状線から左にそれる分岐点にある地点の標高は、21.46m

※終点となっている初台川の先にある地点の標高は、27.51m

代々木公園全体がこの辺りでは比較的高台になっており、元々渋谷川・宇田川・初台川が流れていた跡を起点にその周りは地形が高く盛り上がっています。現時点、3つの川とも暗渠になっており、上には電鉄や道路、建物が整備・建てられています。

記事の内容

暗渠オタク2人と青葉市子(音楽家)・原田郁子(音楽家)が、渋谷ストリーム前の渋谷川開渠部分から、宇田川遊歩道を経て、初台の渋谷川源流のひとつを散歩する記事でした。

感想

私も普段散歩している際、暗渠の存在を感じる瞬間が頻繁にあります。道路が蛇のようにくねくねしていたり、普通の道に橋の柵があったり、背を向ける家が並んでいる道等、暗渠の特徴というのは意外とわかりやすいものです。それと都内は本当に暗渠が多いですね。

今回この暗渠の記事を読んで、多分こうなんだろうという不確かな憶測による知識でしかなかったことが確かな知識を得て確信に変わりました。下の画像も納得のいく指標になりそうですね!

東京人の特集内容が、毎回私の興味を引くコンテンツばかりで発売が楽しみでしかないです。今回私が取り上げた記事も内容が好きだからというのもありますが、私の大好きな音楽家の青葉市子さんが登場されていたのも買いとなった大きな理由でもあります。皆さんもYouTubeで青葉市子さんを調べてみてください!

以上、また次回お会いしましょう!!

※暗渠サイン・ランキングチャート(暗渠サインを「確からしさ」順に並べたチャートとのこと。記事に登場)

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この記事を書いた人

20代東京生まれの散歩大好き男です。

最近、東京各地で再開発が進み、多くの歴史ある建物や街が取り壊され新しい東京に変化しています。新しくなる楽しみと同時に、知っている東京が消えていく寂しさを感じています。知っている東京の風景を残したい、東京を散策し街の魅力や特徴を知りたい、東京に住みたい人に向けて情報を発信したい、そんな思いでこのブログを始めました。

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